頭痛

頭痛とは

頭痛とは、頭部に感じる痛みの総称で、大きく一次性頭痛と二次性頭痛に分類されます。一次性頭痛は明確な病気が原因ではない頭痛で、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。

日常生活で多くの人が経験するのは一次性頭痛で、特に片頭痛は激しい痛みを伴い、吐き気や光・音への過敏症状を併発することが特徴です。日本における頭痛の有病率は非常に高く、一次性頭痛患者は約4,000万人とされています。

特に片頭痛患者は約840万人に上り、女性の有病率は12.9%、男性は3.6%と女性が男性の約3.6倍多くなっています。30～40歳代の働き盛りの女性に最も多く見られ、現代社会において深刻な健康問題となっています。

頭痛を放置すると、症状の慢性化により日常生活の質が著しく低下します。仕事や学業への集中力が削がれてしまいます。

また、頭痛はうつ症状、不安、認識力の低下、過敏性などの精神的症状を併発し、これらは頭痛発作時だけでなく頭痛がない時にも現れます。適切な治療を受けずに痛み止めに依存すると薬物乱用頭痛を引き起こし、より治療が困難な状態に陥る可能性があります。

頭痛の原因

開院以来、当院には頭痛でお困りの方が数多く来院されています。これまでの豊富な施術経験から言えるのは、頭痛の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

頭痛の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

頭痛はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、血管の収縮や拡張、神経伝達物質のバランス異常、自律神経の乱れなどが発生し、頭痛が発症します。それは人によってさまざまで、単に痛み止めを服用したり一時的に症状を抑えるだけでは、問題の解決とはなりません。

また、首や肩の筋肉が疲労し、硬直することで血流が悪化し、痛みを引き起こす場合もあれば、関節が動かしにくくなったことにより、筋肉が防御反応として硬直し、元の柔軟性を失うことがあります。この状態が続くと、頭痛が慢性化する可能性があります。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。頭痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期使用により薬物乱用頭痛を引き起こすリスクがあり、副作用として眠気や胃腸障害が現れることがあります。また、根本的な原因の解決にはならない場合が多いです。

生活指導

患者自身の意識と継続的な努力が必要で、忙しい現代人には実践が困難な場合があります。効果が現れるまでに時間がかかることも多いです。

理学療法

定期的な通院が必要で、時間と費用がかかります。また、症状によっては効果が限定的な場合があります。

心理療法

効果が現れるまでに長期間を要し、専門的な治療を受けられる施設が限られています。

注射療法

侵襲的な治療であり、感染や神経損傷などのリスクを伴います。また、効果の持続期間が限定的です。

頭痛を改善するために

当院では、頭痛の根本的な原因にアプローチする独自の治療法を行っています。単に痛みを一時的に和らげるのではなく、なぜ頭痛が起こるのかという根本原因を特定し、体全体のバランスを整えることで改善を目指します。

頭痛の多くは、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨の歪み、自律神経の乱れなどが複合的に関わっています。当院では関節運動学に基づいた施術により、これらの問題を同時に解決していきます。

また、体の回復システムを活性化させることで、自然治癒力を高め、頭痛の再発を防ぐことも重要視しています。患者さま一人ひとりの症状や生活習慣に合わせた治療計画を立て、根本改善を目指します。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

頭痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。体の動きが本来の設計図通りに機能しないことで、痛みが生じています。圧痛による痛みの部位や程度、身体の反応、動き、力の入り方の変化を総合的に診て、その痛みの原因を特定していきます。

そして、当院は、痛みの軽減や関節可動域の改善に効果的な治療である関節内部の動きに着目した治療法で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。頭痛でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

頭痛のQ＆A

頭痛は自然に治りますか？

一時的な頭痛は自然に改善することもありますが、慢性的な頭痛は適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化し、日常生活への影響が深刻になる可能性があります。

頭痛の人がやってはいけないことは？

過度のストレス、不規則な生活、長時間の同じ姿勢、アルコールの過剰摂取は避けるべきです。また、痛み止めの乱用は薬物乱用頭痛を引き起こすため注意が必要です。

片頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか？

片頭痛は拍動性の激しい痛みで吐き気を伴うことが多く、緊張型頭痛は頭全体を締め付けるような鈍い痛みが特徴です。片頭痛は光や音に敏感になることもあります。

頭痛薬を毎日飲んでも大丈夫ですか？

月に10日以上の頭痛薬使用は薬物乱用頭痛のリスクがあります。頻繁に薬が必要な場合は、根本的な治療を検討することが重要です。

頭痛が起こりやすい時間帯はありますか？

片頭痛は朝方に起こりやすく、緊張型頭痛は夕方に多い傾向があります。ただし個人差があり、ストレスや生活パターンによって変わることもあります。

頭痛と脳の病気の見分け方は？

突然の激しい頭痛、発熱を伴う頭痛、意識障害や手足の麻痺がある場合は緊急受診が必要です。いつもと違う頭痛や徐々に悪化する頭痛も医師の診察を受けましょう。

頭痛は遺伝しますか？

片頭痛には遺伝的要素があり、家族に片頭痛患者がいると発症リスクが高くなります。しかし遺伝だけでなく、環境要因も大きく関与しているため予防は可能です。

頭痛に効果的な食べ物はありますか？

マグネシウムを含む食品（ナッツ類、緑黄色野菜）や水分補給が有効とされています。一方で、チョコレートやチーズ、アルコールは頭痛を誘発する可能性があるため注意が必要です。

頭痛で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

頭痛が改善されることで、これまで制限されていた活動を再び楽しめるようになります。痛みに振り回されることなく、本来の自分らしい生活を取り戻すことができるのです。当院では、患者さま一人ひとりの症状やご希望に寄り添い、根本からの改善を目指しています。

頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。