線維筋痛症

線維筋痛症とは

線維筋痛症は、全身の筋肉や関節、腱などの軟部組織に慢性的な痛みが生じる病気です。

血液検査やレントゲン、MRIなどの画像検査では異常が見つからないにも関わらず、体の広い範囲に3ヶ月以上続く強い痛みが特徴となります。痛みに加えて、疲労感、睡眠障害、頭痛、集中力の低下、抑うつ症状などの多様な症状を併発することが多く、日常生活に大きな支障をきたします。

中年女性に多く見られ、完璧主義で責任感の強い性格の方に発症しやすい傾向があります。

厚生労働省の調査によると、日本における線維筋痛症の推定患者数は約200万人とされており、人口に占める割合は約1.7～2.1％で、決して珍しい疾患ではありません。

しかし、適切な診断を受けている患者はその一部に留まり、多くの方が原因不明の痛みに悩まされながらも適切な治療を受けられていない現状があります。

線維筋痛症を放置すると、痛みが徐々に強くなり日常生活への支障が拡大します。仕事や家事の継続が困難になり、社会的な活動から遠ざかる結果、うつ状態や不安症状が悪化してしまいます。

睡眠の質がさらに低下し、慢性疲労が重篤化すると、外出することさえ困難になる場合があります。集中力の低下により仕事のパフォーマンスが著しく低下し、職場での評価にも影響を与えかねません。

最悪の場合、完全に寝たきりの状態になり、家族への依存度が高まって経済的負担も増大します。

また、適切な治療を受けないまま症状が進行すると、回復により長い時間を要することになります。

線維筋痛症の原因

開院以来、当院には線維筋痛症でお困りの方も来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、線維筋痛症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

線維筋痛症の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

線維筋痛症はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

このような複数の原因が引き金となり、中枢神経系の痛み処理機能の異常や自律神経の乱れ、筋肉や関節の機能低下などが発生し、全身の痛みが発症します。痛みが慢性化することで、睡眠の質が低下し、疲労感や集中力の低下が引き起こされます。

また、痛みに対する不安や恐怖感が増大することで、さらに症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。ストレスや精神的負担が継続することで、体の回復機能も低下し、症状の改善が困難になってしまいます。

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。線維筋痛症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

線維筋痛症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

副作用として眠気、めまい、体重増加などが現れる場合があり、長期服用による依存性の懸念もあります。根本的な原因解決にはならず、症状の一時的な緩和に留まることが多いのが現状です。

理学療法

継続的な通院が必要で、症状によっては運動により痛みが増悪する場合があります。個人の症状に合わせた適切な運動量の調整が困難で、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。

認知行動療法

効果を実感するまでに時間がかかり、専門医が少ないため受療できる施設が限られています。心理的なアプローチのため、身体的な症状の改善には限界があることが多いです。

線維筋痛症を改善するために

まずは、あなたの線維筋痛症の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査で線維筋痛症の原因を見定め、明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

線維筋痛症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

痛みの感受性が過敏になっている神経系や自律神経の機能異常、関節や筋肉の動きの制限などを総合的に診て、その痛みの根本原因を特定していきます。また、頭蓋骨治療により自律神経を整え、JHB女性ホルモンバランス療法によりホルモンバランスの乱れも同時に改善します。

これらの検査結果から、治療計画を立てて、お一人おひとりの症状に最適な施術で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。線維筋痛症でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

線維筋痛症のQ＆A

線維筋痛症は自然に治りますか？

自然治癒は困難で、適切な治療とセルフケアの継続が必要です。しかし、早期の適切な治療により症状の大幅な改善は十分可能で、多くの方が日常生活に支障のないレベルまで回復されています。

線維筋痛症の人がやってはいけないことは？

無理な運動、睡眠不足、過度なストレス、アルコールの過剰摂取は症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。また、完璧主義的な考え方も症状を悪化させる要因となることがあります。

線維筋痛症と慢性疲労症候群の違いは？

線維筋痛症は全身の痛みが主症状で、慢性疲労症候群は極度の疲労感が中心症状ですが、両方の症状が重複することもあります。専門的な検査により鑑別診断を行う必要があります。

線維筋痛症は遺伝しますか？

遺伝的素因は関与しますが、必ずしも遺伝するわけではありません。環境要因やストレスなど複数の要素が組み合わさって発症するため、生活習慣の改善により予防することも可能です。

線維筋痛症の症状は季節で変わりますか？

気圧の変化や寒暖差により症状が変動することがあります。特に梅雨時期や季節の変わり目に症状が悪化しやすい傾向があるため、季節に応じたケアが重要になります。

線維筋痛症は完治しますか？

完全な治癒は困難ですが、適切な治療により症状を大幅に軽減し、日常生活に支障のないレベルまで改善することは十分可能です。多くの患者さんが症状の大幅な改善を実感されています。

線維筋痛症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

線維筋痛症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。