腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎分離症は、成長期の骨が完成する前にジャンプやひねり動作を繰り返すことで、腰椎の後方部分に亀裂が生じる状態です。10代アスリートの約7%に発生し、バレーボールやサッカーなど腰を反る動作の多い競技で多発します。

初期は疲労骨折の状態ですが、放置すると完全な分離に至り、神経圧迫を伴う「分離すべり症」へ進行するリスクがあります。

腰椎分離症はスポーツ選手や成長期の子どもに多く、腰を反らせたときに痛みが増すことが特徴です。分離した箇所に新しい骨ができて神経にぶつかることで痛みやしびれが起こります。

部活動の継続困難から退部を余儀なくされるケースが多く見られます。進行すると椎間板ヘルニアを併発し、授業中に足のしびれが出現することもあります。

最悪の場合、脊髄神経の圧迫で排尿障害が起こり、競技復帰が不可能になる事例もあります。早期対応が競技生命を左右する分かれ目となる症状です。

腰椎分離症の原因

開院以来、当院には腰椎分離症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、腰椎分離症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

腰椎分離症の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

腰椎分離症はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

骨がまだ未熟な11～15歳頃は、骨の成長速度が速く一時的に骨が脆くなるため、繰り返しの負荷で椎弓に微細な損傷が蓄積しやすくなります。

また、遺伝的な要因も関与しており、椎弓部がもともと細い体質の人は疲労骨折を起こしやすいと考えられています。稀に先天的な骨の異常が原因となる場合もあります。

このように、成長期の骨の未熟さ、繰り返しのスポーツ動作、遺伝的素因や体質が複雑に絡み合って発症するのが腰椎分離症の特徴です

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。腰椎分離症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰椎分離症への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

長期間の運動制限が必要となり、スポーツ復帰が遅れてしまいます。また、コルセットを装着し固定を継続すると筋萎縮が起こり、再発リスクが上昇します。

薬物療法

根本的な治癒にはつながらず、症状の一時的な緩和にとどまります。胃腸障害など副作用があり、学生が服用継続困難な場合もあります。

リハビリテーション

即効性はなく、効果が現れるまでに時間がかかります。継続が難しく、自己流で行うと悪化することもあります。

手術療法

椎間板への負荷増加で隣接椎間障害を誘発することがあります。

腰椎分離症を改善するために

まずは、あなたの腰椎分離症の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査で腰椎分離症の原因を見定め、明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腰椎分離症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

体の動きが本来の設計図通りに機能しないことで、痛みが生じているのです。

痛みの軽減や関節可動域の改善に効果的な治療である関節内部の動きに着目した当院独自の治療法で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。腰椎分離症でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

腰椎分離症のQ＆A

腰椎分離症は自然に治りますか？

腰椎分離症は自然に治ることもありますが、適切な安静や治療が必要です。無理をすると悪化するため、自己判断せず専門医の指導を受けましょう。

腰椎分離症の人がやってはいけないことは？

腰を反らす・ひねる動作、重い物を持つ、無理な運動は避けてください。長時間同じ姿勢も腰に負担をかけるため、こまめに体勢を変えることが大切です。

どのくらい安静にすれば治りますか？

症状や骨の状態によりますが、数週間から数ヶ月の安静が必要です。医師の指示に従い、段階的に活動を再開しましょう。

スポーツ復帰はいつから可能ですか？

骨の癒合や痛みの改善が確認できてから、医師の許可を得て徐々に復帰します。焦らず段階的に負荷を上げることが重要です。

手術が必要になるケースはどんな時ですか？

保存療法で改善しない場合や、すべり症・神経症状が強い場合は手術が検討されます。必ず専門医と相談してください。

日常生活で気をつけるべき姿勢はありますか？

座る・立つ姿勢を正しく保ち、こまめに体勢を変えましょう。腰に負担をかける動作や姿勢は避けてください。

成長期を過ぎても治らない場合はどうなりますか？

成長期を過ぎても治らない場合、慢性的な痛みやすべり症への進行リスクがあります。早期の治療が大切です。

再発を防ぐにはどうしたらよいですか？

腹筋・背筋の強化、正しい姿勢の維持、無理のない運動習慣で再発予防が可能です。医師や専門家の指導を受けましょう。

腰椎分離症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

腰椎分離症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。