側弯症

側弯症とは

側弯症とは、正式名称を脊柱側弯症といい、本来であれば正面から見て真っ直ぐであるべき背骨が左右に曲がってしまった状態のことです。10度以上の曲がりがある場合に側弯症と診断されます。

単なる姿勢の悪さとは異なり、背骨自体がねじれを伴いながら曲がってしまうのが特徴で、成長期に進行しやすい病気です。

肩の高さの違い、肩甲骨の突出、ウエストラインの非対称などの外見上の変化が現れ、進行すると背部痛や呼吸機能の低下を引き起こすことがあります。

日本整形外科学会によると、日本人口の1～2%程度に見られ、特に女性に多く発症する疾患です。

側弯症を放置すると、背骨の曲がりが50度を超えると成長期終了後も年間1度ずつ進行し続けます。最終的には内臓を圧迫して心肺機能の低下や消化器官の機能障害を引き起こします。

また、胸郭の変形により呼吸困難が生じ、重篤な場合は呼吸不全に至ることもあります。慢性的な背部痛や腰痛が悪化し、外見上の変化により心理的ストレスが増大し、社会生活にも影響を及ぼすようになります。

側弯症の原因

開院以来、当院には側弯症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、側弯症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

側弯症の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

側弯症はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

背骨周辺の筋肉バランスが崩れることで関節の動きが制限され、それに伴い神経の働きが低下し、痛みやこりを引き起こす場合もあれば、内臓機能の低下により全身の不調が現れることもあります。この状態が続くと、側弯症が進行する可能性があります。

また、脊椎や骨盤の関節に過度な負荷がかかったり、神経が圧迫されることで、呼吸機能の低下や慢性的な疲労感を伴うこともあります。

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。側弯症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

定期観察

進行を監視するのみで積極的な治療は行わず、患者の不安が継続し心理的負担が大きくなります。症状の改善は期待できず根本的な解決には至りません。

装具療法

長期間の着用が必要で日常生活に制限が生じ、特に思春期の女性では外見上の問題から継続が困難になることがあります。装具依存の状態となり根本改善には至りません。

手術療法

麻痺などの重篤な合併症のリスクが0.2%存在し、術後も隣接部位への負担増加や運動制限が生じる可能性があります。一度手術すると元に戻すことはできません。

側弯症を改善するために

まずは、あなたの側弯症の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査で側弯症の原因を見定め、明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

側弯症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

体の動きが本来の設計図通りに機能しないことで、痛みや不調が生じています。背骨の曲がりの程度、身体の反応や動き、筋力バランスの変化などを総合的に診て、その症状の原因を特定していきます。

これらの検査結果から、治療計画を立てて、お一人おひとりの症状に最適な施術で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。側弯症でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

側弯症のQ＆A

側弯症は自然に治りますか？

残念ながら側弯症が自然に治ることはありません。特に成長期には進行する可能性が高いため、早期の適切な治療介入が重要です。当院では関節ソフトリリースと関節トレーニングにより根本的な改善を目指します。

側弯症の人がやってはいけないことは？

極度に左右非対称な動作や重いものを片側だけで持つ習慣は避けるべきです。ただし適度な運動は必要で、当院では患者様一人一人の状態に応じた安全で効果的な運動指導を行っています。

側弯症でもスポーツはできますか？

適切な治療により多くのスポーツが可能になります。当院では体のバランスを整えることで、スポーツパフォーマンスの向上と安全な運動継続をサポートしています。

側弯症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。