産後の腰痛

産後の腰痛とは

産後の腰痛とは、出産後に現れる腰部から骨盤周辺にかけての痛みのことです。妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの影響で骨盤周りの靭帯が緩み、出産時に骨盤が開くことで腰椎や骨盤の安定性が低下することが主な原因です。

また、妊娠中の姿勢変化や体重増加、出産時の身体への負担、産後の育児動作による前かがみ姿勢の継続なども痛みを引き起こします。産後すぐから数年にわたって続くことがあり、日常生活に大きな支障をきたす症状です。

日本女性財団の調査によると、産後1年以上で67％、産後2年で21.1％の女性が腰痛を持続しており、多くの女性が長期間にわたって腰痛に悩まされている実態があります。

産後の腰痛を放置すると、慢性的な痛みへと移行し、日常生活動作に大きな制限が生じます。育児動作が困難になり、赤ちゃんの世話に支障をきたすだけでなく、家事や仕事復帰にも影響を与えます。

また、痛みによる睡眠障害や疲労の蓄積により、産後うつのリスクが高まることも報告されています。

さらに、腰部の機能低下により骨盤周りの筋力バランスが崩れ、将来的に慢性腰痛症や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などのより深刻な疾患を発症するリスクが増大します。最悪の場合、手術が必要になったり、長期間の治療が必要になる可能性があります。

産後の腰痛の原因

開院以来、当院には産後の腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、産後の腰痛の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

産後の腰痛の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

産後の腰痛はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

ホルモンの影響により骨盤周りの靭帯が緩み、骨盤の安定性が低下することで腰部への負担が増大します。また、育児動作による前かがみ姿勢の継続や筋力低下により、腰椎や骨盤の関節に過度な負荷がかかり、炎症が発生し、強い痛みを伴うこともあります。

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。産後の腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

授乳中の場合、薬剤の使用に制限があり、根本的な改善にはならず一時的な症状緩和にとどまることが多いです。

物理療法

通院頻度が高く、育児中の女性には時間的負担が大きく、効果の持続性に限界があります。

運動療法

正しい方法を習得するまでに時間がかかり、間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があります。

産後の腰痛を改善するために

まずは、あなたの産後の腰痛の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査で産後の腰痛の原因を見定め、明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

産後の腰痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

体の動きが本来の設計図通りに機能しないことで、痛みが生じています。痛みの部位や程度、身体の反応や動き、力の入り方の変化などを総合的に診て、その痛みの原因を特定していきます。

これらの検査結果から、治療計画を立てて、お一人おひとりの症状に最適な施術で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。産後の腰痛でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

産後の腰痛のQ＆A

産後の腰痛は自然に治りますか？

軽度の場合は自然回復することもありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると慢性化するリスクが高いため、早期の専門的な治療をお勧めします。

産後の腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、急激な動作、長時間の同一姿勢は避けてください。また、痛みを我慢して無理な育児動作を続けることは症状悪化につながります。

授乳中でも治療は受けられますか？

当院では薬に頼らない手技療法を中心とした治療を行っているため、授乳中でも安心して治療を受けていただけます。むしろ早期治療が重要です。

いつから治療を始めるのが良いですか？

産後1ヶ月検診で問題がなければ、できるだけ早期に治療を開始することをお勧めします。早期治療ほど改善が早く、慢性化を防げます。

産後の腰痛は何科を受診すれば良いですか？

根本改善を目指すなら専門的な手技療法を行う整体院や接骨院での治療が効果的です。

二人目の妊娠に影響はありますか？

適切に治療すれば影響はありません。むしろ骨盤の状態を整えることで、次の妊娠時の負担軽減や安産につながる可能性があります。

産後の腰痛で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

産後の腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。