ランナー膝

ランナー膝とは

ランナー膝とは、正式には腸脛靭帯炎と呼ばれるスポーツ障害です。

太ももの外側にある腸脛靭帯という大きな靭帯が、膝の外側にある骨の出っ張り部分と繰り返し擦れることで炎症を起こし、膝の外側に痛みが生じる状態を指します。

ランニングやジョギングなどで膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで発症しやすいため、この名前で呼ばれています。

初期段階では運動中のみ痛みを感じますが、進行すると歩行時や安静時にも痛みが現れるようになります。特に30代から40代の働き盛りの男性に多く見られ、ランニング愛好者の約10-15％がランナー膝を経験するとされています。

ランナー膝を放置すると、初期の運動時のみの痛みから、日常生活での歩行時や階段昇降時にも痛みが現れるようになります。さらに進行すると、安静時にも痛みが持続し、睡眠の質が低下する可能性があります。

また、痛みをかばうことで他の部位（腰や反対側の膝など）に負担がかかり、新たな痛みや障害を引き起こすリスクもあります。最悪の場合、腸脛靭帯の損傷が進行し、手術が必要になることもあります。

趣味のランニングができなくなることで、ストレス発散の機会を失い、精神的な健康にも悪影響を及ぼし、仕事のパフォーマンスにも影響する可能性があります。

ランナー膝の原因

開院以来、当院にはランナー膝でお困りの方も数多く来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、ランナー膝の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

ランナー膝の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

ランナー膝はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

腸脛靭帯が膝の外側で繰り返し摩擦することで炎症が発生し、痛みを引き起こす場合もあれば、股関節周囲の筋力バランスが崩れることにより、膝関節が不安定になり、腸脛靭帯への負担が増加することがあります。この状態が続くと、ランナー膝が慢性化する可能性があります。

また、ランニングフォームの問題や不適切なシューズの使用により、膝関節に過度な負荷がかかったり、腸脛靭帯が神経を圧迫することで、炎症が発生し、強い痛みを伴うこともあります。

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。ランナー膝でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ランナー膝への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の運動中止により体力低下や筋力低下が生じ、復帰時に再発リスクが高まる可能性があります。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると痛みが再発することが多く見られます。

物理療法

一時的な症状緩和効果はあるものの、継続的な通院が必要で根本改善には限界があります。

ストレッチ・筋力トレーニング指導

正しい方法で継続して行う必要があり、自己流で行うと効果が得られないか悪化する場合があります。

注射療法

一時的な効果はあるものの、根本原因が解決されないため効果の持続性に限界があります。

ランナー膝を改善するために

まずは、あなたのランナー膝の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査でランナー膝の原因を見定め、明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ランナー膝の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

体の動きが本来の設計図通りに機能しないことで、痛みが生じています。痛みの部位や程度、身体の反応や動き、力の入り方の変化などを総合的に診て、その痛みの原因を特定していきます。

これらの検査結果から、治療計画を立てて、お一人おひとりの症状に最適な施術で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ランナー膝でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

ランナー膝のQ＆A

ランナー膝は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、根本原因を解決しなければ再発しやすく、専門的な治療を受けることをお勧めします。

ランナー膝の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのランニング継続、不適切なストレッチ、急激な運動量の増加は避けるべきです。症状悪化の原因となります。

ランナー膝と他の膝の病気の違いは？

ランナー膝は膝の外側の痛みが特徴的で、運動時に症状が強くなります。変形性膝関節症は膝全体の痛みや朝のこわばりが特徴です。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や治療法により異なりますが、適切な治療を受ければ数週間から数ヶ月で改善が期待できます。早期治療が重要です。

再発を防ぐ方法はありますか？

適切なウォームアップ、段階的な練習量増加、正しいランニングフォーム、定期的なストレッチと筋力トレーニングが効果的です。

ランニングはいつから再開できますか？

痛みが完全に消失し、専門家による動作確認を受けてから段階的に再開することが安全です。個人差があるため専門家にご相談ください。

手術が必要になることはありますか？

保存的治療で改善しない重症例では手術が検討される場合もありますが、適切な早期治療により多くの場合は手術を避けることができます。

何科を受診すればよいですか？

整形外科が一般的ですが、スポーツ障害に詳しい整体院や接骨院での専門的な治療も効果的です。症状に応じて選択しましょう。

予防するための効果的な方法は？

定期的なストレッチ、適切なシューズ選び、段階的な練習量増加、正しいランニングフォームの習得が重要な予防策となります。

症状が悪化するサインは？

安静時にも痛みが現れる、歩行時の痛み増強、夜間痛の出現、膝の腫れや熱感がある場合は早急に専門家にご相談ください。

ランナー膝で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

ランナー膝は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。