こむら返り

こむら返りとは

こむら返りとは、主にふくらはぎの筋肉が突然けいれんを起こして収縮し、激しい痛みを伴う症状です。医学的には「有痛性筋痙攣」と呼ばれ、筋肉が自分の意思とは関係なく収縮したまま固まってしまい、数秒から数分間強い痛みが続きます。

「こむら」とはふくらはぎを指す言葉で、主に腓腹筋や平目筋の痙攣が特徴的ですが、足の指や太もも、手の指など全身の筋肉でも起こることがあります。夜間の睡眠中や明け方に起こることが多く、運動中や運動後にも発症しやすい症状です。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、筋骨格系の症状で悩む人は非常に多く、特に高齢者において足のつりやこむら返りを経験する人の割合は高いとされています。60歳以上の約6割が夜間のこむら返りを経験しており、女性では妊娠中の約7割がこむら返りを経験するという報告もあります。

日本全体では推定で数百万人がこむら返りに悩んでいると考えられ、加齢とともにその頻度は増加する傾向にあります。

こむら返りを放置すると、睡眠の質が著しく低下し、慢性的な睡眠不足による日中の疲労感や集中力低下を招きます。夜間に何度も目が覚めることで深い眠りが得られず、免疫力の低下や精神的なストレスが蓄積されます。

また、こむら返りが起こることへの恐怖から運動を避けるようになり、筋力低下や血行不良が進行し、さらにこむら返りが起こりやすい悪循環に陥ります。

重篤な場合、背景に下肢静脈瘤や糖尿病、腎不全などの疾患が隠れている可能性もあり、これらの早期発見が遅れることで全身の健康状態に影響を及ぼす可能性があります。

こむら返りの原因

当院にはこむら返りでお困りの方も来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、こむら返りの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

こむら返りの原因として、主に次のようなものが挙げられます。

こむら返りはこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

筋肉疲労により筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れることで痛みを引き起こす場合もあれば、電解質バランスの異常により神経の正常な働きが阻害され、筋肉の異常収縮が起こることがあります。この状態が続くと、こむら返りが慢性化する可能性があります。

また、脱水状態や冷えによる血行不良により筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなったり、下肢静脈瘤により血流が滞ることで、炎症が発生し、強い痛みを伴うこともあります。

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。こむら返りでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

こむら返りへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（芍薬甘草湯）

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な原因解決には至らない場合があります。また、長期服用による副作用のリスクもあります。

電解質補正

サプリメントや点滴による補正は対症療法であり、なぜ電解質バランスが崩れるのかという根本原因への対処が不十分です。

生活指導

具体的な指導内容が曖昧で、患者さん個人の生活スタイルに合わせた詳細なアドバイスが不足することがあります。

こむら返りを改善するために

まずは、あなたのこむら返りの原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査でこむら返りの原因を見定めます。そして明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

こむら返りの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

当院では、こむら返りの根本的な改善を目指すため、詳細な検査を行い、原因を特定します。

当院独自の関節内部の動きに着目した治療法で関節を本来の動きに戻し、血流を改善させ、また、関節を支える屈筋と伸筋のバランスを本来あるべきバランスに戻し、筋肉の異常収縮を防ぎます。

さらに、症状の原因となる筋肉を中心に緩め、症状の再発を防ぎます。

また、頭蓋骨治療では自律神経を整え、睡眠の質を向上させます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。こむら返りでお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

こむら返りのQ＆A

こむら返りは自然に治りますか？

軽度の一時的なこむら返りは自然に改善することもありますが、頻繁に起こる場合は根本的な原因があることが多く、適切な治療が必要です。

こむら返りの人がやってはいけないことは？

急激な運動、脱水状態での活動、足の冷えを放置すること、無理なストレッチは避けるべきです。症状悪化の原因となります。

こむら返りと下肢静脈瘤の関係は？

下肢静脈瘤は血流障害によりこむら返りの原因となります。静脈瘤の治療により症状が改善することが多く見られます。

なぜ夜中にこむら返りが起きやすいのですか？

睡眠中は筋肉が収縮しやすい状態にあり、足裏への圧がかからないため筋肉の緊張調整機能が働きにくくなるためです。

妊娠中のこむら返りは危険ですか？

妊娠中は血流変化やミネラル不足により起こりやすくなりますが、適切な対処により改善可能です。

こむら返りが起きた時の正しい対処法は？

膝を伸ばしてつま先をゆっくり手前に引き寄せ、筋肉を伸ばします。急激に動かさず、温めながら行うと効果的です。

こむら返りを予防する食べ物はありますか？

マグネシウムを含む海藻類、カルシウムを含む乳製品、カリウムを含むバナナなどのミネラル豊富な食品が予防に効果的です。

こむら返りが毎日起きる場合は重篤な病気ですか？

頻繁なこむら返りは糖尿病や腎疾患、甲状腺機能異常などの可能性があります。早期の医療機関受診をお勧めします。

こむら返りで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

こむら返りは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。