起立性調節障害

起立性調節障害とは

起立性調節障害とは、自律神経の働きが乱れることで、立ち上がったときに血圧が急激に下がり、脳への血流が不足して様々な症状が現れる病気です。

特に思春期の子どもに多く見られ、朝起きられない、立ちくらみ、めまい、頭痛、倦怠感などの症状が午前中に強く現れ、午後になると徐々に改善する特徴があります。

この症状は決して怠けや気持ちの問題ではありません。自律神経という体の重要な調節機能に異常が生じているため、本人の意思だけでは改善することができない医学的な疾患です。思春期の子どもの約10％が発症するとされており、適切な理解と治療が必要な病気なのです。

起立性調節障害を放置すると、症状が悪化し一日中体調不良が続くようになります。長期間の不登校により学習の遅れや友人関係の悪化が生じ、進学や将来への不安が増大してしまいます。

また、家族との関係が悪化し、本人の自己肯定感が著しく低下する可能性があります。最悪の場合、社会復帰に2～3年以上を要することもあり、青春期の貴重な時間を失ってしまうリスクがあります。

起立性調節障害の原因

開院以来、当院には起立性調節障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、起立性調節障害の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

起立性調節障害の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

起立性調節障害はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで血圧調節機能が低下し、立ち上がった際に脳への血流が不足して症状が現れます。

また、思春期の急激な身体変化やストレスが自律神経系に影響を与え、症状を悪化させることもあります。この状態が続くと、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

さらに、遺伝的要因や生活習慣の乱れが重なることで、症状がより複雑化し、改善が困難になる場合もあります。

このようにお一人おひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。起立性調節障害でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

起立性調節障害への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

効果を実感するまでに時間がかかり、副作用のリスクもあります。根本的な解決にならない場合もあります。

生活指導

継続的な実践が必要で、思春期の子どもには負担に感じられることがあります。

運動療法

体調が悪い中での運動は困難で、無理をすると症状が悪化する可能性があります。周囲の理解を得るのに時間がかかり、完全な理解を得られない場合もあります。

起立性調節障害を改善するために

まずは、あなたの起立性調節障害の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査で起立性調節障害の原因を見定め、明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

起立性調節障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

自律神経の働きが本来の設計図通りに機能しないことで、様々な症状が生じています。血圧変動や体温調節機能、睡眠リズムの乱れなどを総合的に診て、その症状の原因を特定していきます。

そして、当院は、自律神経の調整や体のバランス改善に効果的な治療である頭蓋骨治療や関節内部の動きに着目した治療法で改善へと導きます。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。起立性調節障害でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

起立性調節障害のQ＆A

起立性調節障害は自然に治りますか？

適切な治療と生活習慣の改善により多くの場合改善しますが、放置すると長期化する可能性があります。早期の対応が重要で、自然治癒を期待するよりも専門的な治療を受けることをお勧めします。

起立性調節障害の人がやってはいけないことは？

急激な起立、長時間の立位、脱水状態、過度な運動、不規則な生活リズムは症状を悪化させるため避けるべきです。また、無理をして学校に行こうとすることも症状を悪化させる要因となります。

起立性調節障害と怠け癖の違いはどう見分けますか？

医学的検査で診断でき、午前中の症状が強く午後に改善する特徴的なパターンがあります。本人の意思では改善できず、立ち上がった際の血圧変化などの客観的な指標で判断できます。

起立性調節障害は大人になっても続きますか？

多くは思春期を過ぎると改善しますが、適切な治療を受けないと成人期まで症状が続く場合があります。早期の適切な治療により、将来への影響を最小限に抑えることができます。

起立性調節障害の治療期間はどのくらいですか？

軽症例では2-3ヶ月で改善することが多いですが、重症例では数年を要する場合もあります。個人差が大きいため、継続的な治療と経過観察が必要です。

起立性調節障害の検査はどのようなものですか？

新起立試験という仰向けから立ち上がった際の血圧と心拍数の変化を測定する検査が主要な診断方法です。症状の程度や病型を正確に把握することができます。

起立性調節障害で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

起立性調節障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。