不眠症

不眠症とは

不眠症とは、十分な睡眠時間を確保できる環境にあるにも関わらず、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目覚めてしまう、眠りが浅いなどの症状が1ヶ月以上続き、日中の生活に支障をきたしている状態を指します。

単に睡眠時間が短いだけでなく、睡眠の質の低下により疲労感や集中力の低下、気分の変動などが現れることが特徴です。

厚生労働省の調査によると、日本では成人の約5人に1人が不眠症状を抱えており、特に40歳以降で増加傾向にあります。推定患者数は約2000万人とされ、年齢を重ねるにつれて不眠症の割合は高くなる傾向があります。現代社会のストレス増加や生活習慣の変化により、不眠症は国民病とも言える状況になっています。

不眠症を放置すると、集中力や記憶力の著しい低下により仕事や学業でのパフォーマンスが大幅に悪化し、重大なミスや事故を引き起こすリスクが高まります。

また、免疫力の低下により感染症にかかりやすくなり、心臓病や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクも増加します。

精神面では、うつ病や不安障害を併発する可能性が高くなり、最悪の場合、社会復帰が困難になるほど日常生活機能が低下する恐れがあります。慢性的な睡眠不足は体の修復機能を阻害し、老化を促進させる要因にもなります。早期の適切な対処が何より重要です。

不眠症の原因

開院以来、当院には不眠症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの豊富な施術経験から言えるのは、不眠症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

不眠症の原因として、主に次のようなものが挙げられます。

不眠症はこのようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経が乱れ、体内時計が狂ってしまったり、筋肉の緊張を起こすなどして不眠症が発症します。原因は人それぞれ違い、単に薬を服用したり生活習慣を変えるだけでは、全ての問題は解決しません。

また、ストレスによる交感神経の過度な刺激や、身体の痛みによる覚醒反応が睡眠の質を低下させることで、さらなる疲労やストレスを生み出し、悪循環に陥ることがあります。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。不眠症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不眠症への対応として、次のようなものが一般的です。

睡眠導入剤の処方

薬物依存や耐性の形成リスクがあり、根本的な原因解決にはならないため、長期使用により薬なしでは眠れなくなる可能性があります。

生活指導

患者自身の強い意志と継続的な努力が必要で、ストレスの多い現代生活では実践が困難な場合が多く、効果が現れるまで時間がかかります。

認知行動療法

専門的な治療技術が必要で、治療期間が長期にわたり、患者の積極的な参加と理解が不可欠で、すべての医療機関で受けられるわけではありません。

原因疾患の治療

原因が複数ある場合や特定できない場合は効果が限定的で、治療が長期化する可能性があり、薬物療法による副作用のリスクもあります。

不眠症を改善するために

まずは、あなたの不眠症の原因を見極めます。原因を特定しないまま治療を進めても、改善は見込めないからです。

当院は、整形外科的検査に加え、独自の4種類の検査で不眠症の原因を見極めます。そして明確な根拠を元に計画的に施術を進めていきます。

当院では、不眠症の根本的な改善を目指すため、体全体のバランスを整えることに重点を置いています。自律神経の乱れが不眠症の大きな要因となることから、頭蓋骨治療による自律神経の調整を中心とした施術を行います。

関節内部の動きに着目した治療法で全身の関節を本来の動きに戻し、体の歪みを整えることで、筋肉の緊張を緩和し、リラックスした状態を作り出します。また、筋肉のバランスを回復させ、体の安定性を高めることで、質の良い睡眠を促進します。

回復マッサージでは、睡眠を妨げる筋肉の緊張や痛みを特定し、症状の原因となる部位を中心に施術することで、根本的な改善を図ります。薬に頼らない自然な睡眠リズムの回復を目指し、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不眠症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

体の動きが本来の設計図通りに機能しないことで、自律神経の乱れが生じています。頭蓋骨の動きや筋肉の緊張状態、体全体のバランスを総合的に診て、その不眠症の原因を特定していきます。

そして、当院は、自律神経の調整や体のバランスを整え、体の根本的な改善を目指します。

特に不眠症に対しては、頭蓋骨治療による自律神経の調整を重視し、睡眠の質を向上させる施術を行っています。そして体のバランスを整えることで、自然な睡眠リズムの回復をサポートします。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。不眠症でお困りなら、ぜひ当院にお任せください。

不眠症のQ＆A

不眠症は自然に治りますか？

一時的なストレスが原因の場合は自然回復する可能性がありますが、慢性化した不眠症は適切な治療なしに改善することは困難です。早期の専門的なアプローチが重要です。

不眠症の人がやってはいけないことは？

就寝前のカフェイン摂取、激しい運動、明るい画面の使用、不規則な就寝時間、昼寝の取りすぎは避けるべきです。これらは睡眠リズムをさらに乱す原因となります。

何時間眠れば十分なのでしょうか？

個人差がありますが、成人では7-8時間が目安です。重要なのは時間よりも質で、朝の目覚めが良く日中に支障がなければ、その人にとって適切な睡眠時間と考えられます。

昼寝をしても大丈夫ですか？

15-20分程度の短い昼寝は効果的ですが、30分以上や夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響を与えるため、不眠症の方は控えることをお勧めします。

アルコールを飲むと眠れるのですが問題ありませんか？

アルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の質を著しく低下させ、中途覚醒を増加させます。また依存のリスクもあるため、睡眠目的での飲酒は避けるべきです。

不眠症は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、ストレスに対する感受性や睡眠パターンには遺伝的要素があります。家族に不眠症の方がいる場合は、生活習慣に特に注意が必要です。

ストレッチや運動は効果がありますか？

適度な運動は睡眠の質を改善しますが、就寝3時間前以降の激しい運動は逆効果です。軽いストレッチやヨガなどのリラクゼーション効果のある運動が推奨されます。

食事で改善できることはありますか？

トリプトファンを含む食品（バナナ、牛乳など）や、就寝3時間前までに食事を済ませることが効果的です。カフェインや刺激物は夕方以降は控えることが重要です。

不眠症が続くとうつ病になりますか？

不眠症とうつ病は密接な関係があり、慢性的な不眠はうつ病のリスクを高めます。早期の適切な治療により、このリスクを大幅に軽減することが可能です。

不眠症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

不眠症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。

不眠症の改善により、これまで失われていた生活の質を取り戻すことができます。

薬に頼らない自然な睡眠を手に入れることで、心身ともに健康な状態を維持し、人生をより豊かに過ごすことが可能になります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。